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2021/07/13
令和3年度事業運営委員・農協委員合同研修会を実施しました
JAうつのみやは6月26日、本所と各営農経済センターで事業運営委員・農協委員合同研修会を実施し、
同委員、JA役職員ら240人が出席しました。
昨年度は新型コロナ感染拡大の影響で中止となりましたが、
令和3年度はリモートで実施しました。
同研修会はJA運動の実践者であり、組合員の中核でもある事業運営委員と農協委員の意識高揚と、
JAとの相互の意思疎通を図るため毎年開催しています。
研修会では両委員の役割やJAうつのみやの現状、自己改革などについて説明しました。
経済ジャーナリストで作家の渋谷和宏さんが「『農業とSDGs』~持続可能な農業とは」を演題に講演しました。
参加者の主な質問と渋谷さんの回答を一部ご紹介します。
Q. 団塊の世代に訴える発信力はどのような点に注力したらよいのかご教示ください。
A. 地球環境や気候変動、健康、快適な住環境・街づくりに関心を持つ人が多いので、「意識が高く、知的で、感度の良い先進的な消費者として見ています」と受け取ってもらえるような情報発信が効果的です。
また団塊の世代の方々にはSNSなどで自ら情報発信をしている人が少なくありません。ホームページだけではなくSNSを使って情報発信を行い、そのような人たちとつながっていく手法も効果があると思います。
Q. アスパラ生産者ですが、SDGsへの取り組みにもつながるような、6次産品、加工の方法、JAうつのみやで取り組めそうな発想などあればご教示ください。
A. アスパラの6次化として、私が魅力的だなと感じている実例をまずご紹介したいと思います。
一つは北海道・美幌町の規格外の町内産アスパラを材料に使った「野菜アイスクリーム」です(他にかぼちゃ味、トマト味、にんじん味があります)。アスパラはスイーツとの相性がとてもいいのではないかと思います。
もう一つは岩手県・金ヶ崎町の町内産アスパラを細いうどんの麺に練り込んだ「金ヶ崎アスパラガスめん」です。同町ではふるさと納税の返礼品に選定しています。北海道のラーメン店ではアスパラをまるごと入れたメニューが売り物の店舗も少なくありません。それも踏まえると、アスパラの切り下などを粉末にしてラーメンやうどんの麺、餃子の皮などに練り込んでも美味しいし、話題にできるのではないでしょうか。
またSDGsの推進に合致する加工品を打ち出す際には、JAうつのみやとしての情報発信を推進して、SDGsへの取り組みを代表・象徴するような産品、ブランドを確立できたら効果は大きいですね。
JAうつのみやは今後も自己改革に取り組んでまいります。